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論文

放射線分解多糖類の植物に対する生物活性発現

久米 民和

放射線と産業, (90), p.41 - 45, 2001/06

多糖類などの天然高分子の放射線による変化と、その応用に関する検討を進めている。多糖類は放射線によって容易に分解し、低分子化した分解産物にこれまでに見られなかった種々の新しい生物活性が発現することを明らかにした。ここでは、多糖類の放射線分解産物の新規の生物活性として見いだした抗菌活性,植物の生育促進,重金属や塩などの環境ストレスによる障害の抑制,植物の自己防御機能を高めるエリシター活性になどについて、成果の概要を紹介する。

論文

Growth-promotion of plants with depolymeriged alginates by irradiation

Hien, N. Q.*; 長澤 尚胤*; Tham, L. X.*; 吉井 文男; Dang, V. H.*; 三友 宏志*; 幕内 恵三; 久米 民和

Radiation Physics and Chemistry, 59(1), p.97 - 101, 2000/07

 被引用回数:105 パーセンタイル:98.47(Chemistry, Physical)

海藻から得られる多糖類であるアルギン酸について、放射線分解効果と植物生育促進効果について検討した。アルギン酸は水溶液中、乾燥粉末ともに照射によって著しい分子量低下が認められた。4%水溶液を100kGy照射した時に、イネに対する著しい生育促進効果が認められた。この時のアルギン酸の分子量は約7000であった。また、ピーナッツに対しても顕著な生育促進効果が認められ、最適アルギン酸濃度は、イネで約50ppm、ピーナッツで約100ppmであった。以上の結果、アルギン酸の放射線分解産物は、植物の成長促進剤として有効に利用できることが明らかとなった。

論文

Utilization of polysaccharides by radiation processing

久米 民和

JAERI-Conf 2000-003, p.87 - 93, 2000/03

多糖類の放射線処理に関するこれまでの成果を報告する。放射線処理の目的は、(1)放射線殺菌と(2)放射線改質に大別できる。放射線殺菌に関しては、マレーシア原子力研究所(MINT)との二国間研究協力により進めてきた「オイルパーム空果房(繊維質廃棄物)の飼料化」に関する成果について述べる。また、放射線改質に関しては、(1)植物生育促進、(2)エリシター活性の誘導、(3)殺菌活性、(4)重金属などの生育阻害の抑制効果について、得られた成果を紹介する。用いた多糖類は、アルギン酸、カラギーナン、ペクチン、セルロース、キトサンであり、放射線分解産物によって誘導される生物活性について述べる。

論文

Radiation degradation of alginate and some results of biological effect of degraded alginate on plants

Hien, N. Q.*; Hai, L.*; Luan, L. Q.*; Hanh, T. T. V.*; 長澤 尚胤; 吉井 文男; 幕内 恵三; 久米 民和

JAERI-Conf 2000-003, p.94 - 100, 2000/03

照射したアルギン酸を粘度法にて分子量を求めた。その結果、分解のG値と照射時のアルギン酸水溶液濃度との関係は、Gd=33.5$$times$$C$$^{-0.68}$$である。Cは%濃度(W/V)である。海藻(Sagassum)に直接照射し分解した後抽出により得たアルギン酸がお茶やニンジンの生育促進に有効であることを見いだした。

論文

各種多糖類の放射線分解と生物活性

長澤 尚胤*; 三友 宏志*; 吉井 文男; 幕内 恵三; 久米 民和

食品照射, 34(1-2), p.37 - 42, 1999/00

各種多糖類の放射線による分解効果と、分解産物における各種生物活性の誘導効果について検討している。本報告ではアルギン酸ナトリウムを用いた結果を中心に、キトサン、カラギーナン、コンニャクマンナンなどほかの多糖類での結果も含めて報告する。アルギン酸のオオムギに対する生長促進効果を調べた結果、水溶液中90kGy照射試料で最も高い活性が得られた。アルギン酸は線量の増加とともに分子量が低下し、最も活性の高い90kGy照射の分子量は約7,000であった。また、植物生育促進のための最適濃度は150ppmであった。ほかの多糖類でも植物生育促進効果が認められるものがあり、分子量や構造の影響を検討中である。

論文

Effect of radiation-degraded chitosan on plants stressed with heavy metal(V)

Tham, L. X.*; 長沢 尚胤*; 松橋 信平; 石岡 典子; 久米 民和

Proc. of the 3rd Asia-Pacific Chitin and Chitosan Symp., p.463 - 468, 1998/09

植物(ダイズ、コメ、コムギ、オオムギ)に対するバナジウム(V)の障害作用と放射線分解キトサンによる障害抑制効果について検討した。これらの植物の根は5ppmのVで障害を受けた。コメの地上部では10ppmのVで障害が認められ、50ppmで枯れた。これらの障害は、1%水溶液で100~200kGy照射したキトサンを25~100ppm添加することにより抑制された。非照射及び50kGy以下のキトサン添加では、植物体にクロロシスなどの障害が生じた。これら照射キトサンはVやFeのキレート剤として作用し、最適線量照射したキトサンでは、適度な強さのキレート効果と植物の生育促進効果が発現すると考えられた。また、ポジトロンイメージング装置を用いて、$$^{48}$$Vや$$^{18}$$F-水の移行に対する照射キトサンの影響についても述べる。

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